アオシマ 1/32 小惑星探査機 はやぶさ 製作のページ(仮)2
ハセガワのフィルムを貼る場所に対して少し大きめに台紙ごとカット。 小窓の類は、貼ってからアートナイフ(タミヤのモデラーズナイフ等)で切り抜く方針です。 優秀なフィルムなのでツルンと貼れてしまいますが、ワザとシワが寄るように貼ると雰囲気が出ます。 |
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小窓へのフィルムの沿わせ方ですが、木製の耳掻きの先っぽのような柔らかいもので沿わせてからよりシャープなものでもう一度沿わせた方がブレなくてよいです。 充分に下地のモールドがクッキリしたらば、アートナイフで切り抜きます。 羽根を支えるステーなど、小構造物にフィルムを貼りにくい時は、小構造物だけ別途切り出したフィルムを貼るのも良いです。 ただ、シワが出てナンボなので、あまり神経質にならない方が良いと思います。 |
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反対側面ですが、もう少しシワシワにしてみました。 「オレ式ノウハウ」がいろいろと生まれそうですね。 シルバーやカッパーのフィルムを持っている場合は、この小窓に貼りこんでいきます。 今度はあまり大きく貼ると余分を剥がす時に下の金フィルムまで剥がれかねないので、慎重に。 単純な形のところは計測して、予めその大きさに切り抜いてから貼るのも良いです。 あと、特に銀かな・・指紋の形に凹むことがあるようなので、あまり指をグリグリ押し付けない方がよいと思います。 |
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底面の貼り込みにはこのような型紙を製作しました。 基本的には定規で計測して細かいところは適当です。 左のパーツの上側はフチがなくなっていますが、これは別途現物合わせで貼りました。 このように、分割してもわからない部分はあるのですが、あまり細かいチップを貼り重ねていくような方法だと綺麗なフィルムの印象にはならないです。 なお、ピッタリのサイズに作るとシワが寄る余地がないんじゃないかと思われるでしょうが、どっこい、そう上手くはいかないので大丈夫です(笑) なお、フィルムは結構伸びるので、少し足りないときは端の方だけ引っ張ってみるのも手です。 ただ、糊の面にあまり触ると粘着力が低下するので、気をつけてください。 少し開いた隙間などは小さく切ったフィルムでフォローします。 |
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リエントリー・カプセルはこの模型の顔とよべる部分なので、綺麗に貼りたい所です。 ここだけは実物もフィルムではなくコーティングなのでシワがないのです。 色は金ではなくややオレンジとする意見もありますが、実物の完成直後の写真を見ると他とほぼ変わらない金色です。 長年宇宙空間を飛ぶうちに色味が変化するとのことなので、カッパーのフィルムや金の上からクリア系の色を吹くなどの方法でオレンジがかった色合いにするのも良いと思います。 ただ、このフィルムは塗装には対応していないとの注意書きがあるので、塗装する場合は失敗覚悟でお試しください。 貼り方ですが、余裕をもって少し大きい正方形などにフィルムをカットしておき、頂点に中心を合わせたら、ラップを綺麗に貼るときのように引っ張りながら「出来るだけシワが出ないように」貼っていきます。 僕は少し回すような方向に引っ張って貼りました。 円周の最大部分より後ろは球が収束するのでかならずシワになります。ここは見えないところなのでシワが出てもかまわずに、最終的に裏側のくぼみに余分を全部突っ込みます。最大円周部分でカットしてしまうよりもテンションが保てるので良い方法だと思います。 |
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前面は少し難しいですが、型紙を製作するほどではありません。 カプセルのつくところの外周円に沿わせるのに苦労していますが、綺麗にしたかったらこの円周部分は別途「帯状」にフィルムを切って貼りこむ手もあると思います。 僕も迷いましたが、「シワが寄っている方が模型表現上は実物っぽい」というセオリーもあるので、「せっかくここでシワが出ているのだから生かそう」ということにしました。沿わせようとしてあまり押し付けると、フィルムが伸びて色が薄くなります(笑) こういう小さい構造物を続けて乗り越えるような箇所でのフィルムの追随性は低いみたいです。 写真は仮組です。 上フタは内部に電池を仕込むので、今後も接着しません。 なおカプセル直下の張り出し部分はこの写真ではまだ灰色のままですが、最終的に塗装にしました。 フィルムを貼っても良かったのですが、接着面が近いことと、微妙に隙間が開いたら嫌だったので塗装して組みました。ま、貼ればよかったと思います(笑 フタ部分のフチのように1mm巾の部分は、多いかぶせるように貼って縁でカットして接着面にかからないようにするのも良いのですが、別途1mmの帯状のフィルムを貼る方式のほうが粘着力を失いにくいかと思います。 |